前回の合宿から1年半振りとなった今年は、他団体からの参加も多数あり
賑やかなものとなった。初心者からベテランまで参加者に合気道経験の多
寡が見られた中で、習熟度に応じた適切な指導があり、各々が一層の技の
上達を体感した合宿となった。
初日は、歩み足、送り足、つぎ足等の運足や木刀の握り方から振り方を確
認した後、四方投げ、小手返し、入り身投げ、天地投げ等、投げ技を中心と
した稽古であった。その際、取りは身体の軸を回し体の安定性に心掛けるこ
とが肝要であるとの指導があった。
武道は、武術性・芸道性が求められる、と吉川師範の話があった。一撃でダ
メージを与える厳しさを技の内に秘め、無駄な動きを削ぎ落とした隙を見せ
ない技を究極とする、と思慮する。
次に、通常の稽古では多く行わなくなった座技や半身半立ちに少し時間を
かけ、不足しがちな膝行を伴う技を重点的に行った。
二日目前半は、固め技を中心とした稽古で、正面打ち二教・三教で受けの
肘と手首を効果的に制するために心掛けるべき点。武器取りでは、横面打
ち五教短刀取りの体捌きなど、初心者にも分かり易い指導であった。
後半は、肩取りからの投げ技、後ろ両手取り固め技、連続技、二人掛けな
ど、初心者にとって難しい技が多くなったが、合宿ならではの技の数々で
密度の濃いものとなった。
最後に、一分間の黙想で二日間の稽古を振り返り、今年の合宿を締め括った。
夕食後の懇親会では、例年通り思い思いの話題で盛り上がり楽しい時間を
過ごした。
来年の予定は、平成30年10月13日(土)、14日(日)で予約を済ませまし
たので、今から各自予定を入れて是非参加をお願いします。
posted by 八千代合気道友会 at 15:56|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
お知らせ