本田 卓也
先日は合宿に参加させていただき、ありがとうございました。
合宿に参加する機会を得たことは、大変貴重な経験でした。
稽古は捌き方や崩し方に重きを置いた内容で、座技呼吸法、
片手取り呼吸法、入り身転換、横面打ち/正面打ち5教、
かかり稽古といった多岐にわたる技術を学びました。
吉川先生の指導は非常に丁寧で、細部にわたる説明があり、
技の本質を深く理解することができました。また、稽古を通じて
自分の動きの中で改善すべき点や、より効率的に技をかける
ヒントを得ることができました。
合宿中、吉川先生の豊富な経験と深い知識に触れることで、
合気道の奥深さを改めて実感しました。特に、捌き方や崩し方
の重要性を再認識しました。さらに、他の参加者との交流を通じ
て、異なる視点や考え方を学ぶことができ、非常に有意義な時間
を過ごすことができました。
吉川先生をはじめ、一緒に稽古した諸先輩方に感謝の気持ちを
忘れず、この合宿で学んだことを活かし、日々稽古に精進して
いきたいと思います。
2025年03月09日
2025年01月12日
吉川先生の合宿に参加して
福島 義宣
岩井海岸で行われた、吉川先生の合宿に今年も参加させて頂いた。
合宿があることを知ってから、毎回参加させて頂いているが、
”武道としての合気道”の一端を学び、考え直されて帰路につく
ことがことが恒である。
まず、先生の指導による入念な準備体操。どこの道場でも行われ
ている、所謂”合気体操”の中に、普段は、殆ど使われることの
ない筋肉を働かせる運動が色々と入っていて、新鮮な気分に導か
れる。
毎年のことであるが、複雑で難しい技とか、道場ではやらないよう
な技を教わるというわけではなく、ごく基本中の基本といえる技や
体捌きを武術的に分り易く深く教えて頂けることに、この合宿に
参加する意義があると思っている。その結果、普段の稽古では気付
かなかった点に気付きを与えて頂き、これからの道場稽古に活かす
ヒントを得させて貰える。
合気道の歴史についても、先生自ら作成された資料や実体験で話を
して頂いた。開祖の直弟子一覧表を示して『開祖から見れば、直弟
子の弟子である私(吉川先生)は孫弟子、あなた達はひこ孫弟子に
当たる』との話があった。
この話を伺って、@開祖の高弟(直弟子)から直接教えを受けた
各地に散在する先生(孫弟子)は既に七十歳を超えている。
十年後には、開祖の頃の技とは似て非なる合気道かばかりが跋扈
するようになってしまうのではないか? A開祖の孫弟子は、その
合気道を我々ひこ孫たちに正しく伝えることが急務なのでは?
B我々ひこ孫弟子数百人(数千人)の中に一人でもその技を引き継
ぐ者が出れば、開祖の精神と技は生き続ける・・・・と感じた。
思うに、仮に、合気道の入り口だけを習得したいと思ったとしても、
先ずは、良き指導者に出会うことが絶対条件である。道友会は、
自分も進んで教えを乞う気持ちになれることも特徴の一つである。
今年も吉川先生の教えを求めて、遠方複数道場からの参加者もあり、
自分にとって稔り多い、充実した合宿参加であった。
岩井海岸で行われた、吉川先生の合宿に今年も参加させて頂いた。
合宿があることを知ってから、毎回参加させて頂いているが、
”武道としての合気道”の一端を学び、考え直されて帰路につく
ことがことが恒である。
まず、先生の指導による入念な準備体操。どこの道場でも行われ
ている、所謂”合気体操”の中に、普段は、殆ど使われることの
ない筋肉を働かせる運動が色々と入っていて、新鮮な気分に導か
れる。
毎年のことであるが、複雑で難しい技とか、道場ではやらないよう
な技を教わるというわけではなく、ごく基本中の基本といえる技や
体捌きを武術的に分り易く深く教えて頂けることに、この合宿に
参加する意義があると思っている。その結果、普段の稽古では気付
かなかった点に気付きを与えて頂き、これからの道場稽古に活かす
ヒントを得させて貰える。
合気道の歴史についても、先生自ら作成された資料や実体験で話を
して頂いた。開祖の直弟子一覧表を示して『開祖から見れば、直弟
子の弟子である私(吉川先生)は孫弟子、あなた達はひこ孫弟子に
当たる』との話があった。
この話を伺って、@開祖の高弟(直弟子)から直接教えを受けた
各地に散在する先生(孫弟子)は既に七十歳を超えている。
十年後には、開祖の頃の技とは似て非なる合気道かばかりが跋扈
するようになってしまうのではないか? A開祖の孫弟子は、その
合気道を我々ひこ孫たちに正しく伝えることが急務なのでは?
B我々ひこ孫弟子数百人(数千人)の中に一人でもその技を引き継
ぐ者が出れば、開祖の精神と技は生き続ける・・・・と感じた。
思うに、仮に、合気道の入り口だけを習得したいと思ったとしても、
先ずは、良き指導者に出会うことが絶対条件である。道友会は、
自分も進んで教えを乞う気持ちになれることも特徴の一つである。
今年も吉川先生の教えを求めて、遠方複数道場からの参加者もあり、
自分にとって稔り多い、充実した合宿参加であった。
令和6年12月 岩井合宿参加の感想
研修会で2回。吉川先生の指導を体験させて頂きました。なぜ
受けがあんな風に崩れるにか?力を入れていないように見えるの
ですが、しっかりと相手に力が伝わっている。分からないけど楽
しいと感じたのが初めての感覚でした。
県の研修会の際、八千代合気道友会の方にお声がけ頂いたのを
きっかけにもっと体験してみたいと思うようになり参加を決めま
した。
緊張して迎えた合宿初日。準備体操から手首関節を両手が離れ
ないように丁寧に伸ばしていく動作、相撲のしこ、突きの為の腕
回しなどをやっていき一つ一つに意味があることを確認しました。
前に出ることの大切さを説明と同時に実演して頂き、私は普段
相手の動きを見てしまう事があるので今後意識して前に出られる
様な稽古をしていきたいと思いました。吉川先生に武道的な動き
や考え方のお話をして頂き身が引き締まりました。
自分は基本の一教運動や押されても崩れない身体作り、合気道
が長く続けていける様な身体作りを大切にして日々稽古して行き
たいと強く思いました。
最後に初めての参加にもかかわらず、親切に接していただいた
皆様に心から感謝いたします。緊張しましたがとても楽しい2日
間でした。
成田合気道友会 飯田
受けがあんな風に崩れるにか?力を入れていないように見えるの
ですが、しっかりと相手に力が伝わっている。分からないけど楽
しいと感じたのが初めての感覚でした。
県の研修会の際、八千代合気道友会の方にお声がけ頂いたのを
きっかけにもっと体験してみたいと思うようになり参加を決めま
した。
緊張して迎えた合宿初日。準備体操から手首関節を両手が離れ
ないように丁寧に伸ばしていく動作、相撲のしこ、突きの為の腕
回しなどをやっていき一つ一つに意味があることを確認しました。
前に出ることの大切さを説明と同時に実演して頂き、私は普段
相手の動きを見てしまう事があるので今後意識して前に出られる
様な稽古をしていきたいと思いました。吉川先生に武道的な動き
や考え方のお話をして頂き身が引き締まりました。
自分は基本の一教運動や押されても崩れない身体作り、合気道
が長く続けていける様な身体作りを大切にして日々稽古して行き
たいと強く思いました。
最後に初めての参加にもかかわらず、親切に接していただいた
皆様に心から感謝いたします。緊張しましたがとても楽しい2日
間でした。
成田合気道友会 飯田
2024年12月25日
令和6年 岩井合宿 実績報告
(令和6年12月7日(土)〜8日(日))
12月に入っての合宿は令和元年に続き今回が2回目となった。
今年は12月に入っても長引いた暑さの影響で暖かい日が続いて
いたが、7日からは寒さが本格化するとの予報が流れていた中で、
ここ南房総では寒さが感じられない暖かい2日間の合宿であった。
寒さに備えた服装で参加された人も多かった様である。
参加人数は道友会9名、法政OB 1名、他団体からの参加9名の
合計19名で、昨年より1名の増加となった。これからも参加者が
増えこの合宿が更に充実するよう期待すると共に、吉川先生の常に
変わらぬ熱心な指導に謝意を表したいと思います。
初日午前中(10:50〜11:50) 1時間
稽古を始める前に、吉川先生が学生と稽古をする中で、学生からの
疑問「合気道ではどうして袴を着用するのか」に答える形で纏めた
「合気道の袴について」を配布し解説された。更に、袴には前に
五つの襞があり、後ろに一本の襞があることの意味や袴にある
腰板の役割についても詳しい説明があった。
準備運動の後、歩み足、送り足、合気道の原点である一教運動、
正面打ち、入り身転換、二人一組みで離れた位置から一方が前進
しながら正面打ちで打ち込み、もう一方が入り身転換で捌きながら
互いにすれ違う。その際、重要なことは、正面打ちに対し鍔元より
内側に入りにすること。
片手取り転換から円く捌いて動く捌きでは、他団体の参加者の中に
は少し苦心する様子が見られた。短時間ではあったが午前中はここ
までとし、午後はこの続きを行うこととした。最後に全員の集合
写真の撮影を行い昼食に向かった。
午後(2:30〜5:30) 3時間
最初に、先生から他団体の参加者に「合気道開祖 植芝盛平 直弟子
一覧」(開祖 植芝盛平翁が1920年から1969年にかけて指導した
主要な弟子たち一覧)が配布され、年代別の主な師範について紹介
があった。
準備運動の後、座技呼吸法、通常の呼吸法に続いて外返しの捌きで
の呼吸法。片手取り呼吸法及び諸手取り呼吸法。片手取り転換して
円く捌いての角落し。片手取り斜め上方に崩して入り身投げ、斜め
上方に崩し戻ろうとする力を利用しての呼吸投げ。
手捌きには、外回し・内回し、外返し・内返し、大回しの捌き方が
ある。この捌きを修得することで、握らない手(最後に握る)の妙
を知り力に頼らないスムースな動きが得られる。
交差取り、入り身・転身しての入り身投げ(表技・裏技)。
交差取り、内回しの捌きで入り身投げ、内返しの捌きで入り身投げ。
片手取り、転換し内回しの捌きで”受け”の手を上からかぶせ(握
らない)後方に引き倒す。
片手取り角落し、外返しの捌きで前方と後方へ、外回しの捌きで
前方へ崩す。
諸手取り、持たれた手を”受け”の後ろ足の足元へ角落しで崩す。
突きに対する大回しの捌き、呼吸投げ、入り身投げ。
次に、普段の稽古では難しい合宿ならではの稽古で、参加者全員
が三人一組となり一組ずつ二人掛け自由技を行った。それぞれが
現在持てる力量を十分発揮していて、次のステップアップに繫がる
良い経験となったことは間違いないであろう。
片手取り転換で円く回りながら持たれた手を入れ替えながら、小手
返し、入り身投げ、四方投げ、前方への崩しなど。
片手取り半身半立ちでは、打ってきた手を反対の手で面を外し同時
に持たれた手で”受け”を前に崩して回転投げ。
後ろ両手取りで左右に一歩ずつ前に歩く動きに続き、”受け”を前
に出しながら両手を水平に開いて裏返しにする呼吸投げ。広げた手
は短刀を持ってるイメージをし、短刀で近くにある草の穂先を切り
払うように広げる。
「今日の稽古は総じて呼吸法の稽古であった」と先生が総括して
一日目を終えた。
<稽古中の先生の言葉>
・「柳生新陰流の無刀取り」は鍔元より内側に入る合気道の太刀取
りに通じる。
・「守・破・離」は稽古の段階を示す言葉。
・各種の技は、崩しがなければ効果がない。
・演武の時、縦横無尽に投げるが投げる範囲は自分の肩幅内で
投げる。
・自己の中心を意識して固めたり相手を動かしたりする。
・一教運動で腕の力や呼吸力を強くする。
・手を持たれたら押し込まれない手を作る。
・合気道の技は、前に一歩出るかどうかで大きく技が変わる。
大事なことは一歩前に出ることである。
二日目午前(9:30〜11:30) 2時間
準備運動の後、座技呼吸法 @通常の呼吸法 A両手を外返し
の捌きでの呼吸法 B片方をを内返しの捌きでの呼吸法
C取りに来た手を四教で極めての呼吸法。
この日は前日の稽古を踏まえて基本技から応用技まで短い
間隔で多くの技が示された。全てではないが記憶に残ってい
る限り列挙する。
片手取り四教。片手取り四教投げ。取りに来た両手の左右を
前後させながら下の手を四教で極めて投げる。
正面打ち足四教(正面打ちに対し入り身して”受け”の
前足の膝に内側から肘を当てて倒し、脛の内側を抑える)。
正面打ちに対して”受け”の後ろ足を掬い、その膝の裏側を
膝又は肘で抑える。
横面打ち四方投げ。横面打ち五教。正面打ち五教。
片手取り外返しの捌きで角落しから四方投げ(前方と後方)。
横面打ち前方へ大きく崩して四方投げ。正面打ち四方投げ。
正面打ち呼吸投げ(先生固有の呼吸投げ)。正面打ち腰投げ。
正面打ち前受け身(正面打ちを打つタイミングで、相手が
瞬時に小さく足元に沈み込み、打ち込むタイミングのまま
前受け身をとる)。その後、全体を二組に分け、掛り稽古で
5〜6メートル離れた位置から前進しながら交互に打ち合い、
少し時間をかけてこの受け身の稽古を続けたが、受け身の
タイミングの難しさが見て取れた。更に、若く元気な道友は、
道場の端から端へ分かれて、小走りしながらダイナミックな
この稽古を繰り返した。
肩取り四方投げ。肩取り四教投げ。
後ろ襟取り一教。
後ろ取り、両手を後方に引かれた時、@一方の手を腰板に当
てながらもう一方を外返しの捌きで後方へ投げる。
A片方の手を額の方向に上げながら”受け”の後方に回り込
み裏返しにするように投げる。
両手肩取り呼吸投げ(肩をとって来た両手の間に”取り”が
両手を大きく開き片方の腕を深く差し込みながら外返しの
捌きで投げる)。
最後に整理体操を行い今年の合宿の全ての稽古を終えた。
この合宿で先生から指導を受けた技をなるべく分り易く伝え
たいと、表現したつもりであるが、合気道の複雑な技の数々
は文字で表すことが難しく、却って分かりにくくなってし
まった感があるが、私の拙いペンでは限界があると知りつつ
批判を恐れず書き綴った。
夕食後の今年の懇親会は日を跨ぐことなくお開きとなった。
来年の合宿は、北原館で令和7年9月27日(土)、28日
(日)となりますので、是非来年も参加をお願いします。
12月に入っての合宿は令和元年に続き今回が2回目となった。
今年は12月に入っても長引いた暑さの影響で暖かい日が続いて
いたが、7日からは寒さが本格化するとの予報が流れていた中で、
ここ南房総では寒さが感じられない暖かい2日間の合宿であった。
寒さに備えた服装で参加された人も多かった様である。
参加人数は道友会9名、法政OB 1名、他団体からの参加9名の
合計19名で、昨年より1名の増加となった。これからも参加者が
増えこの合宿が更に充実するよう期待すると共に、吉川先生の常に
変わらぬ熱心な指導に謝意を表したいと思います。
初日午前中(10:50〜11:50) 1時間
稽古を始める前に、吉川先生が学生と稽古をする中で、学生からの
疑問「合気道ではどうして袴を着用するのか」に答える形で纏めた
「合気道の袴について」を配布し解説された。更に、袴には前に
五つの襞があり、後ろに一本の襞があることの意味や袴にある
腰板の役割についても詳しい説明があった。
準備運動の後、歩み足、送り足、合気道の原点である一教運動、
正面打ち、入り身転換、二人一組みで離れた位置から一方が前進
しながら正面打ちで打ち込み、もう一方が入り身転換で捌きながら
互いにすれ違う。その際、重要なことは、正面打ちに対し鍔元より
内側に入りにすること。
片手取り転換から円く捌いて動く捌きでは、他団体の参加者の中に
は少し苦心する様子が見られた。短時間ではあったが午前中はここ
までとし、午後はこの続きを行うこととした。最後に全員の集合
写真の撮影を行い昼食に向かった。
午後(2:30〜5:30) 3時間
最初に、先生から他団体の参加者に「合気道開祖 植芝盛平 直弟子
一覧」(開祖 植芝盛平翁が1920年から1969年にかけて指導した
主要な弟子たち一覧)が配布され、年代別の主な師範について紹介
があった。
準備運動の後、座技呼吸法、通常の呼吸法に続いて外返しの捌きで
の呼吸法。片手取り呼吸法及び諸手取り呼吸法。片手取り転換して
円く捌いての角落し。片手取り斜め上方に崩して入り身投げ、斜め
上方に崩し戻ろうとする力を利用しての呼吸投げ。
手捌きには、外回し・内回し、外返し・内返し、大回しの捌き方が
ある。この捌きを修得することで、握らない手(最後に握る)の妙
を知り力に頼らないスムースな動きが得られる。
交差取り、入り身・転身しての入り身投げ(表技・裏技)。
交差取り、内回しの捌きで入り身投げ、内返しの捌きで入り身投げ。
片手取り、転換し内回しの捌きで”受け”の手を上からかぶせ(握
らない)後方に引き倒す。
片手取り角落し、外返しの捌きで前方と後方へ、外回しの捌きで
前方へ崩す。
諸手取り、持たれた手を”受け”の後ろ足の足元へ角落しで崩す。
突きに対する大回しの捌き、呼吸投げ、入り身投げ。
次に、普段の稽古では難しい合宿ならではの稽古で、参加者全員
が三人一組となり一組ずつ二人掛け自由技を行った。それぞれが
現在持てる力量を十分発揮していて、次のステップアップに繫がる
良い経験となったことは間違いないであろう。
片手取り転換で円く回りながら持たれた手を入れ替えながら、小手
返し、入り身投げ、四方投げ、前方への崩しなど。
片手取り半身半立ちでは、打ってきた手を反対の手で面を外し同時
に持たれた手で”受け”を前に崩して回転投げ。
後ろ両手取りで左右に一歩ずつ前に歩く動きに続き、”受け”を前
に出しながら両手を水平に開いて裏返しにする呼吸投げ。広げた手
は短刀を持ってるイメージをし、短刀で近くにある草の穂先を切り
払うように広げる。
「今日の稽古は総じて呼吸法の稽古であった」と先生が総括して
一日目を終えた。
<稽古中の先生の言葉>
・「柳生新陰流の無刀取り」は鍔元より内側に入る合気道の太刀取
りに通じる。
・「守・破・離」は稽古の段階を示す言葉。
・各種の技は、崩しがなければ効果がない。
・演武の時、縦横無尽に投げるが投げる範囲は自分の肩幅内で
投げる。
・自己の中心を意識して固めたり相手を動かしたりする。
・一教運動で腕の力や呼吸力を強くする。
・手を持たれたら押し込まれない手を作る。
・合気道の技は、前に一歩出るかどうかで大きく技が変わる。
大事なことは一歩前に出ることである。
二日目午前(9:30〜11:30) 2時間
準備運動の後、座技呼吸法 @通常の呼吸法 A両手を外返し
の捌きでの呼吸法 B片方をを内返しの捌きでの呼吸法
C取りに来た手を四教で極めての呼吸法。
この日は前日の稽古を踏まえて基本技から応用技まで短い
間隔で多くの技が示された。全てではないが記憶に残ってい
る限り列挙する。
片手取り四教。片手取り四教投げ。取りに来た両手の左右を
前後させながら下の手を四教で極めて投げる。
正面打ち足四教(正面打ちに対し入り身して”受け”の
前足の膝に内側から肘を当てて倒し、脛の内側を抑える)。
正面打ちに対して”受け”の後ろ足を掬い、その膝の裏側を
膝又は肘で抑える。
横面打ち四方投げ。横面打ち五教。正面打ち五教。
片手取り外返しの捌きで角落しから四方投げ(前方と後方)。
横面打ち前方へ大きく崩して四方投げ。正面打ち四方投げ。
正面打ち呼吸投げ(先生固有の呼吸投げ)。正面打ち腰投げ。
正面打ち前受け身(正面打ちを打つタイミングで、相手が
瞬時に小さく足元に沈み込み、打ち込むタイミングのまま
前受け身をとる)。その後、全体を二組に分け、掛り稽古で
5〜6メートル離れた位置から前進しながら交互に打ち合い、
少し時間をかけてこの受け身の稽古を続けたが、受け身の
タイミングの難しさが見て取れた。更に、若く元気な道友は、
道場の端から端へ分かれて、小走りしながらダイナミックな
この稽古を繰り返した。
肩取り四方投げ。肩取り四教投げ。
後ろ襟取り一教。
後ろ取り、両手を後方に引かれた時、@一方の手を腰板に当
てながらもう一方を外返しの捌きで後方へ投げる。
A片方の手を額の方向に上げながら”受け”の後方に回り込
み裏返しにするように投げる。
両手肩取り呼吸投げ(肩をとって来た両手の間に”取り”が
両手を大きく開き片方の腕を深く差し込みながら外返しの
捌きで投げる)。
最後に整理体操を行い今年の合宿の全ての稽古を終えた。
この合宿で先生から指導を受けた技をなるべく分り易く伝え
たいと、表現したつもりであるが、合気道の複雑な技の数々
は文字で表すことが難しく、却って分かりにくくなってし
まった感があるが、私の拙いペンでは限界があると知りつつ
批判を恐れず書き綴った。
夕食後の今年の懇親会は日を跨ぐことなくお開きとなった。
来年の合宿は、北原館で令和7年9月27日(土)、28日
(日)となりますので、是非来年も参加をお願いします。
2024年12月10日
2024年09月16日
2023年10月17日
令和5年度 岩井合宿報告
(令和5年9月23日(土)〜24日(日))
「今年の東京都心の真夏日は90日目となり記録を更新した」と
テレビが伝えていた。(9月28日)異常な暑さが続いていたこと
から熱中症指数計を用意して臨んだ今年の合宿であった。
幸いにもこの二日間は暑さが和らいだことで、比較的動きやすく
例年どおり熱の入った稽古となった。暑さが和らいだとはいえ、
休憩を挟みながら水分補給を十分行った。
今年の合宿は、コロナの影響で4年振りの実施となったため、
この間のブランクで体力の衰えをを懸念したが、身体を動かす毎
にそれは払拭されていった。
二日間で6時間とまとまった稽古ができるのは合宿ならではの事
で、歩法・受け身・一教運動・正面打ち・入り身転換等の基礎的
動作から、基本技、応用技へと段階を踏んで学べるため、特に
合気道を始めて間もない白帯にとっては技量向上の絶好のチャンス
であると思うし、黒帯においても自分の技を見つめ直す良い機会
になると信じる。
今年の合宿の参加者は、道友会メンバー8名に加えて他団体から
10名合わせて18名となった。久し振りの合宿でもあり、吉川師範
の技を吸収しようと些細な動きでも見逃すまいと目を凝らして
いた。
なお、心配していた暑さ指数も冷房の効いた道場での稽古と
あって、二日間とも警戒レベル(25℃)未満であった。
初日午前中(10:45〜11:45)
(暑さ指数・23.3℃ 温度・26.0℃ 湿度・74.9%)
準備運動の後、正しい半身の構え方(前足の踵の延長線が後ろ足
の踵に向かう足構え。ないし、前足の踵の延長線が後ろ足の中間に
ある土踏まずに向かう足構え。(撞木の足))や、手捌き(外回し
・内回し、外返し・内返し、大回し)、足捌き(半身で構えた後ろ
足を一度前足に揃えた後、裏三角に踏み出す)、一教運動、片手取
り転換法、座技呼吸法で午前中の稽古は終了した。
合気道初心者で初日午前中のみ稽古を行い、午後2時に帰宅予定
の他団体からの参加者に、希望に応じ、昼食後の休憩時間の約一時
間主に午前中の復習を行ったが、意欲的な彼らの姿に合気道に対す
る熱意が感じられた。 午後2時から参加者全員での集合写真撮影
午後(2:30〜5:30)
(暑さ指数・18.9℃ 温度・24.4℃ 湿度・51.4%)
午後からは、入り身転換法の後、正確な体捌きと間合いを習得す
るため、木刀での正面打ちに対する入り身、更に難しくなる木刀を
横に払った打ち込みに対する入り身。特に、後者の場合は鍔元より
内側に入り身することが必須となるため、上手く入り身できる者は
ほぼ皆無であった。次に、片手取り入り身投げ上・中・下段、交差
取り入り身投げ、正面打ち入り身投げ等を行い休憩に入った。
4:45〜10分間の休憩
正面打ち腕回し一教(有川師範の教え)、正面打ち一教では一呼吸
で抑えること。諸手取り・・・呼吸投げ、天秤投げ、入り身投げ三
種類、呼吸法からの小手返し、呼吸法からの四方投げ。
突然背後から攻められたときの対処・・・片手取り、襟取り、肩取り
の実践的捌きの指導。これを踏まえると「技は、事前に用意しておく
ものではなく、咄嗟に身体を動かす」ことが大切である。又、演武に
おいても「演武は自分の考えを表現するものである」先生からの助言
である。二人掛け・・・呼吸投げ、腕抑え、四方投げ。
半身半立ち・・・片手取り回転投げ、正面打ち回転投げ。
最後に、座技呼吸法、背伸運動で初日の稽古を終えた。
先生が用意した、運動後(30分以内が望ましい)の疲労回復に効果が
認めらているバナナを皆で食し、明日の稽古に備えた。
二日目(午前9:30〜11:30)
(暑さ指数・20.6℃ 温度・24.2℃ 湿度・64.6%)
早朝から駆け付けてくれたJFE清野さんの参加を得て二日目が始ま
った。準備運動の過程で”楽に座る法”を学び、その後、
「呼吸法」@片手取り呼吸法 A諸手取り呼吸法は、受けが諸手で取
った両手を左右に開きながら後方へ回り仰向けに倒す。
「角落し」@片手取り角落しでは当身を使う。同じ角落しでも足を
横に捌く場合と二通りが示された。
「後ろ襟取り一教」後ろ襟取りからの一教は、手首のスナップを利用
した裏拳を瞬時に受けの顔面に当てひるんだ隙に一教で抑える。
「横面打ち合気落し」取りは、横面打ち四方投げの捌きで、受けの
両膝を払うように後方へ投げる。
「腰投げ」@後ろ首締めからの腰投げ A正面打ちからの腰投げ
B横面打ちからの腰投げ。いずれも柔軟な腰の動きが必要で、取りは
受けの両足の間に丁字に腰を回転しながら懐に入り身することが技
の決め手。特に難しいC両手取り腰投げ(右技)では、取りは受け
の身体を浮かせながら受けの両足の間に左足を進めその足を軸に、
腰を270度(3/4回転)回転し腰を落とし、握っている右手を伸ばし
ながら投げる。
「両肩取り呼吸投げ」前方から、後方からの両肩取り呼吸投げ、
前方からは、取りは両手を広げ右腕を(右技)、受けが取っている
肩の手と手の間に、斜め上から下へ深く沈め、腕を大きく振り上げ
肩から返す。後方からは、取りは後方に反転しながら前方の時と
同様に行う。
最後に全員による自由技を掛かり稽古で行い今年の合宿を締め括
った。
合気道の技の動きを文字に置き換えて表記することは、至難な
ことと認識しているが後半の一部について私見であるが試みた。
表現の誤りについてはご指摘頂きたい。
夕食後の懇親会では、尽きぬ話題に差し入れの旨い日本酒が入
り、気が付けば時計の針は午前一時を指していた。
今まで一番遅い就寝となった。
来年の合宿は、北原館で令和6年12月7日((土)、12月8日(日)
となりますので、是非来年も参加をお願いいたします。
「今年の東京都心の真夏日は90日目となり記録を更新した」と
テレビが伝えていた。(9月28日)異常な暑さが続いていたこと
から熱中症指数計を用意して臨んだ今年の合宿であった。
幸いにもこの二日間は暑さが和らいだことで、比較的動きやすく
例年どおり熱の入った稽古となった。暑さが和らいだとはいえ、
休憩を挟みながら水分補給を十分行った。
今年の合宿は、コロナの影響で4年振りの実施となったため、
この間のブランクで体力の衰えをを懸念したが、身体を動かす毎
にそれは払拭されていった。
二日間で6時間とまとまった稽古ができるのは合宿ならではの事
で、歩法・受け身・一教運動・正面打ち・入り身転換等の基礎的
動作から、基本技、応用技へと段階を踏んで学べるため、特に
合気道を始めて間もない白帯にとっては技量向上の絶好のチャンス
であると思うし、黒帯においても自分の技を見つめ直す良い機会
になると信じる。
今年の合宿の参加者は、道友会メンバー8名に加えて他団体から
10名合わせて18名となった。久し振りの合宿でもあり、吉川師範
の技を吸収しようと些細な動きでも見逃すまいと目を凝らして
いた。
なお、心配していた暑さ指数も冷房の効いた道場での稽古と
あって、二日間とも警戒レベル(25℃)未満であった。
初日午前中(10:45〜11:45)
(暑さ指数・23.3℃ 温度・26.0℃ 湿度・74.9%)
準備運動の後、正しい半身の構え方(前足の踵の延長線が後ろ足
の踵に向かう足構え。ないし、前足の踵の延長線が後ろ足の中間に
ある土踏まずに向かう足構え。(撞木の足))や、手捌き(外回し
・内回し、外返し・内返し、大回し)、足捌き(半身で構えた後ろ
足を一度前足に揃えた後、裏三角に踏み出す)、一教運動、片手取
り転換法、座技呼吸法で午前中の稽古は終了した。
合気道初心者で初日午前中のみ稽古を行い、午後2時に帰宅予定
の他団体からの参加者に、希望に応じ、昼食後の休憩時間の約一時
間主に午前中の復習を行ったが、意欲的な彼らの姿に合気道に対す
る熱意が感じられた。 午後2時から参加者全員での集合写真撮影
午後(2:30〜5:30)
(暑さ指数・18.9℃ 温度・24.4℃ 湿度・51.4%)
午後からは、入り身転換法の後、正確な体捌きと間合いを習得す
るため、木刀での正面打ちに対する入り身、更に難しくなる木刀を
横に払った打ち込みに対する入り身。特に、後者の場合は鍔元より
内側に入り身することが必須となるため、上手く入り身できる者は
ほぼ皆無であった。次に、片手取り入り身投げ上・中・下段、交差
取り入り身投げ、正面打ち入り身投げ等を行い休憩に入った。
4:45〜10分間の休憩
正面打ち腕回し一教(有川師範の教え)、正面打ち一教では一呼吸
で抑えること。諸手取り・・・呼吸投げ、天秤投げ、入り身投げ三
種類、呼吸法からの小手返し、呼吸法からの四方投げ。
突然背後から攻められたときの対処・・・片手取り、襟取り、肩取り
の実践的捌きの指導。これを踏まえると「技は、事前に用意しておく
ものではなく、咄嗟に身体を動かす」ことが大切である。又、演武に
おいても「演武は自分の考えを表現するものである」先生からの助言
である。二人掛け・・・呼吸投げ、腕抑え、四方投げ。
半身半立ち・・・片手取り回転投げ、正面打ち回転投げ。
最後に、座技呼吸法、背伸運動で初日の稽古を終えた。
先生が用意した、運動後(30分以内が望ましい)の疲労回復に効果が
認めらているバナナを皆で食し、明日の稽古に備えた。
二日目(午前9:30〜11:30)
(暑さ指数・20.6℃ 温度・24.2℃ 湿度・64.6%)
早朝から駆け付けてくれたJFE清野さんの参加を得て二日目が始ま
った。準備運動の過程で”楽に座る法”を学び、その後、
「呼吸法」@片手取り呼吸法 A諸手取り呼吸法は、受けが諸手で取
った両手を左右に開きながら後方へ回り仰向けに倒す。
「角落し」@片手取り角落しでは当身を使う。同じ角落しでも足を
横に捌く場合と二通りが示された。
「後ろ襟取り一教」後ろ襟取りからの一教は、手首のスナップを利用
した裏拳を瞬時に受けの顔面に当てひるんだ隙に一教で抑える。
「横面打ち合気落し」取りは、横面打ち四方投げの捌きで、受けの
両膝を払うように後方へ投げる。
「腰投げ」@後ろ首締めからの腰投げ A正面打ちからの腰投げ
B横面打ちからの腰投げ。いずれも柔軟な腰の動きが必要で、取りは
受けの両足の間に丁字に腰を回転しながら懐に入り身することが技
の決め手。特に難しいC両手取り腰投げ(右技)では、取りは受け
の身体を浮かせながら受けの両足の間に左足を進めその足を軸に、
腰を270度(3/4回転)回転し腰を落とし、握っている右手を伸ばし
ながら投げる。
「両肩取り呼吸投げ」前方から、後方からの両肩取り呼吸投げ、
前方からは、取りは両手を広げ右腕を(右技)、受けが取っている
肩の手と手の間に、斜め上から下へ深く沈め、腕を大きく振り上げ
肩から返す。後方からは、取りは後方に反転しながら前方の時と
同様に行う。
最後に全員による自由技を掛かり稽古で行い今年の合宿を締め括
った。
合気道の技の動きを文字に置き換えて表記することは、至難な
ことと認識しているが後半の一部について私見であるが試みた。
表現の誤りについてはご指摘頂きたい。
夕食後の懇親会では、尽きぬ話題に差し入れの旨い日本酒が入
り、気が付けば時計の針は午前一時を指していた。
今まで一番遅い就寝となった。
来年の合宿は、北原館で令和6年12月7日((土)、12月8日(日)
となりますので、是非来年も参加をお願いいたします。